レイヤー機能つきテキストエディタの可能性(2)

前回書いた段階ではあまりその有用性に確信を持てていなかったものだが、妄想シミュレーションを重ねた結果、より方向性が明確になってきた。
ユーザーが意図的に分けたレイヤーにさまざまなテキスト要素を配置する使い方が1つ。

そして、固有名詞や数値などが抽出される自動抽出のスマートレイヤーが1つ。
そこに、第三の要素を加えることで、このレイヤー機能つきテキストエディタの具体像が明らかになるのだ。

それが、「演算・フィルタリングレイヤー」である。

この演算・フィルタリングレイヤーによって、テキストをリアルタイムに加工。演算・フィルタリングレイヤーを重ねることで、テキストに対する正規表現による加工・検索をビジュアルフィードバックによって行うことができるだろう。
正規表現を記号の塊ではなく演算レイヤーの積み重ねによって表現できるという具合である。これは有用性が高い。

かえって、エディタ的なテキスト編集機能がなくてもいいぐらいだ。こうしたアイデアやコンセプトを示して、オープンソースででも開発を進められたらよいのだが。

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