FTP Uploader Creator vs FTP Droplet Toaster

調べものをしていたら、Mac OS X用に「FTP Uploader Creator」というソフトを見つけた。文字どおり、FTP Droplet Toasterの競合、ということになる。
http://devzerog.com/products/ftpuploader/

一瞬、パクられたのかと思ったが、リリースノートを見ると、かなり以前からバージョンアップを重ねてきたソフトのようだ(失礼!)。おまけに、WindowsとMac OS Xの両プラットフォーム対応である。

FTP Droplet Toasterはアプリケーションの自動生成そのものがテーマだった(ユーザーに受け入れられるか不明)。そのため、それほど機能を欲張って載せてはいないが、正式リリースに向けてのニーズといったものは寄せられている。
正式リリースに向け、多少は機能を追加したほうがよいだろうか、とは思っている。

その最中に出会ったFTP Uploader Creator。

真似するつもりはさらさらないが、他人が同じようなものを作ったときに、どういう機能を重視するかという点は気になる。

ファイルの圧縮は、やはり実装されている。これについては、FTP Droplet Toasterでも実装しなくてはならないだろうかと考えていた。zipとsitの両方に対応しているようだが、自分はsitに対応する必要性を感じない。

また、圧縮オプションで速度重視とか容量重視といったものが用意されているが、それは別に必要ない。

生成するドロップレットのアイコンを変更する機能がついている。……やればできるものの、あんまり本質的ではないので、これは自分はやらない。作業量を減らすためのツールなのに、わざわざ細かい作業を追加させてどーする。

SMTPでログを送信/収集する機能があるようだ。これは、あまり必要ない。LAN内でないと収集できないのはちょっと……である。

FTP proxyの自動検出機能は用意されているようだ。これは、実装しなければと考えていた。ただし、自動でFTP proxyの存在を検出するのはよいのだけれど、そいつがユーザー名とパスワードを要求するようになっていた場合に、ブラインドで情報を取得するわけにもいかない。FTP Uploader Creatorでは、ドロップレット生成時に、あらかじめ固定で指定しておくようになっている。まあ、このぐらいの落としどころしかなさそうだ。

FTP Uploader Creatorは、文字どおりUploaderとDownloaderが分かれた製品になっているようだ。また、サイトライセンス版とでもいうべきものもあるよーだ。FTP Droplet ToasterはUploadとDownloadの両方をサポートしているので、お得感はあるだろう。

FTP Uploader Creatorは一体、何で作ったものだろうか。なんとなくREALbasicのような感じがする。ということは、Universal Binaryにはしばらく対応できないだろー。確認してみると、たしかにPowerPCバイナリにしか対応していない。

さらに、古いバージョンのMac OS Xに合わせて作られたものらしく、いろいろと仕様が古くさい箇所が散見される。互換性でがんじがらめにされており、革新的な機能を追加する方向で進化する可能性は低そうだ。

FTP Droplet ToasterはすでにUniversal Binaryに対応しているし、その他自分が考えていた機能を追加すれば、なんとなくカブらずに、FTP Uploader Creatorに負けない強力なソフトに仕上げることができることだろう。

ただ…………機能を載せすぎないよう努力する姿勢も必要だろう、たぶん。

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