MicrosoftのEntourage 2004をメーラーとして利用している。理由は1にも2にもAppleScriptへの対応度が高いためだ。
しかし、2006年に入ってからというもの、Entourageの具合がよろしくない。数Gバイトオーダーのメールデータベースがたびたび破損、とくにSpotlight対応をうたってリリースされたアップデータを適用すると、起動して1時間程度でDBの破損を報告するようになり、かつ、データベースの修復を行っても状況の改善が見られないという状況であった。
その後、幾度かのアップデータ配布が行われたが、状況の改善はまったく見られなかった。ひどくなるばかりだ。
Entourage上での環境修復を完全にあきらめ、他のメーラーへの乗り換えを検討しだした。
■Mail.app
最有力乗り換え候補。とーぜんUniversal Binary対応。AppleScriptへの対応度もまあまあ。ただし、メール容量が増えた場合には少々不安も。
■GyazMail
Universal Binary対応など常識的なレベルのメーラー。ただし、AppleScript対応度はさっぱり(あれでAppleScript対応とかいってはいけない!)。
■Eudora
ライブドアからソニックソルーションズに移管されたEudora。1990年代初頭から使っていたので、やや「飽きた」感もある。AppleScript対応度は……Entourageに遠く及ばない。
やはり、乗り換えるならMail.appしかないのだろうか。移行費用がまったくかからないというメリットはあるものの、Apple製のメーラーだと少々心細い(ヘビーユーザーを想定していない作りになっている可能性がある)。
Mail.appのAppleScript対応度について「まあまあ」と書いたが、実際のところかなり強化されていて驚いた。
現在Entoaurge上で利用しているメールボックスの再振り分け(細分化)についても、move命令があるため実現できるようだ。ただし、海外のMLで「Mail.appのmoveはEntourageよりも遅い」と聞いたことがある。
購読しているMLの数が多いので、移行作業は非常に困難を極めると思われるが………ここで移行しなければ、メールデータベース破損の恐怖と隣り合わせのままEntourageを使い続けなくてはならない。
…………Mail.appははなっから信用していなかっただけに、少々心配である。はたして…………?