オブジェクト指向言語Eiffel for Mac OS X

USのCocoa-Dev MLは、自分が購読している海外MLの中でも1、2を争うほどメール流量の多いMLだ。

メーラー「Entourage」のメールサブフォルダ仕分け用の超高機能AppleScript群も、このCocoa-Dev MLの仕分け対策として開発されたという経緯がある。徒手空拳で挑めるような生半可な流量ではないのだ。そのため、頻出語句の自動ピックアップやら、自動サブフォルダ作成など数あまたのスクリプトを編み出すことになった。

そのCocoa-Dev MLにオブジェクト指向言語「Eiffel」のMac OS Xを知らせる投稿があった。

http://www.maceiffel.com/

Webに掲載されている説明書を読んだら、なかなかオブジェクト指向っぽいというか概念定義を積み上げる様が非常に単純かつ明快に示されている点に好感がもてた。なんか、大昔に流行りそうになったような気がする「Logo」に似たテイストを感じる。

つまり、このEiffel(エッフェル??)はなんとなくとっつきやすそうな感じがしたのだ。なんといっても、Objective-Cの中カッコの嵐は一種独特で、人を遠ざけるものを感じる。どうも親しめないしなじめない。

Eiffelをインストールし、Xcodeで新規プロジェクト作成ダイアログを開くと、新たにEiffelのプロジェクトを示すものがいくつか追加される。

で、素の状態のプロジェクトをとりあえずビルドしてみることにした。

…………信じられないほどビルドに時間がかかる(ーー;;; 一体これはなんなんだろう。ライブラリのたぐいも中間形式ではなくすべてテキストで持っているようなので…………ひたすら時間がかかる。ふだん、AppleScript Studioの短時間ビルドに慣れきっている身には拷問のような長い時間が流れた(サブマシンで行っていたので、待っていたわけではない。念のため)。

なんというか、PowerBook G4/867で試したのでPowerMac G5で試したらまた違った感想があるのかもしれないが、電車の中で気軽にプログラムを組んで試してみるようなシロモノではなさそうだ。

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