DEVONthink＋ScanSnapの組み合わせにより、オープンフォーマットの電子ファイルングソリューションを展開できるだろう、と考えていた。
まあ、その程度のことはメーカー側も考えたようで、
http://www.devon-technologies.com/products/devonthink/index.html
DEVONthink Pro Officeというソリューションパッケージを出してくるようだ。従来の難解なマーケティングアプローチを改め、「A Paperless Life」「paperless office」という分かりやすいキャッチフレーズを展開してきた。ScanSnapとの連携も行うらしい。
また、DEVONagentの機能を一部取り込んで、Web検索の機能を持たせるようだ。
電子メールの取り込み機能も備え、インポートできるようだが……受信したものを逐次インポートというわけでもなさそうで、このあたりのインテグレーションの度合いは気になる。Mail.appのデータベースにDEVONthinkから透過的にアクセスできるのかどうかが気になる。
また、ScanSnapのサポート機能がどの程度なのかも気になる。
レベル１：ScanSnap ManagerでDEVONthink Officeを指定して連携する
レベル２：ScanSnap Managerのドライブ機能（eScanボタンを有効にするとか）を有する
のどちらなんだろうか（おそらく前者）。
そして問題のOCR機能……日本語対応ということはないはずなので、そこをどうするか。AcrobatのOCR機能や別のOCRソフトを組み合わせるしかないだろう。
そうなると、DEVONthink Pro（9,952円）とDEVONthink Pro Office（17,421円）の差額8,000円には納得できにくい。OCR機能に日本語サポートを期待できないとなれば、ほかはAppleScriptを組んで埋められる程度の違いでしかないからだ。
PDFのコントロール機能（ページ分割、統合、ページ単位の回転）、日本語OCR機能あたりが付かないと購入する価値はない、と見た。
