ITMediaの記事でこんなものが……
まーー、多分作れると思う。かなり凝ったものから強力なものまで思いのままに。システムを吹き飛ばすぐらいのものは、ユーザーにパスワードの入力を要求するので無理っぽそうだが、長期的かつ地道に情報を取得し続ければ、かなりの被害をもたらすことが可能だろう。
・メールのやりとりが多い相手に関する情報と文面から、ありもしないメールを組み立てて勝手に送信する「人間関係破壊ウイルス」
・iCalからスケジュールをすべて取得して、かたっぱしからキャンセルのメールを送信する「スケジュール破壊ウィルス」
・Webブラウザのブックマークを読み取って、よく見るサイトのページに書かれているメールアドレスにあることないことメールにまとめて送信する
このぐらいは簡単に思いつくが……悪事目的だけでそれだけのモノを作ろうとするのは不毛だ。というか、それだけのモノが作れるならわざわざ嫌がらせのスクリプトなど作ろうとも思わないとは思うのだが…………(^ー^;;
AppleScriptの習得が簡単かといえば意見が分かれる。処理内容からすると手続き指向の言語であるし、システムやアプリケーションへのアクセスはオブジェクト指向的であったりもする。その一方で、泥臭いshell scriptを呼び出してみたりと……割とテイストにVBScriptのような統一感がない。
海外のMLでも「これって、どう考えてもウイルス以外の用途に使うとしか考えられんな」という質問をしつこく聞かれたこともある(セキュリティ上問題があるので教えられない、と突っぱねた)。
AppleScriptの価値や有用性を理解しているのは、Appleよりもむしろこうしたハイエナ研究者ぐらいだというのは皮肉なものである。US Appleのエンジニアで、満足にAppleScriptを書ける人間がどの程度いるのかはなはだ疑問だ(とくにデベロッパーサポート系 ーー;;)。