PowerBook G4で、HDD容量がないだのメモリが足りないだのとイライラがつのってきたので、ひとおもいにPowerMac G4上に必要な書類を移してしまった。
メールだけで1G、開発系の書類で数十G、AppleScriptのソースはちょっと少なくて数百Mバイト。
PowerBook G4は667MHzのもので、PowerMac G4も733MHzなので……それほどパワーが上がったわけではないのだが、体感速度はずいぶん上がったし、だいいち窮屈さを感じないのがすばらしい。ファンの騒音がうるさいだのなんのと言われていたのでデスクトップ機はあまり起動していなかったのだが、全然「楽」さが違う。
Webを見たり(ハードな検索主体の閲覧)、Xcodeでビルドを何度も行ったりしているうちにメモリがかっつんかっつんになって、どんどんHDDの空きが少なくなってくるとイライラする。Mac OS Xを快適に使うにはやはり1Gバイトぐらいないとつらい。
ないものねだりをするつもりは毛頭ないのだが、あるものを使わないのはもったいない。ああ、もったいないったらもったいない。
さすがに、バックグラウンドでデスクトップ・スクリーンセーバーを走らせデスクトップに熱帯魚などを泳がせたりすると辛いが、PowerBookよりもはるかに快適である。
昨今は、PowerMac G4用のCPUアクセラレータもかなりお手頃になってきているので、導入を検討してみてもいいかもしれない。PowerBookやiBookはパワーアップできないが、PowerMacならアクセラレータで延命できる。
先日、PowerPC G4/2GHzのアクセラレータも発売されたので、これでどの程度のスピードアップになるのかが気になる。デュアルCPUカードも魅力的だが、電気代の問題もあるのであまり過激なパワーアップは控えたいところだ。
PowerMac G4オーナーとしては、「Mac miniよりは速くなってほしい」というのが正直な気持ちだろう。これを知ってか知らずか、CPUアクセラレータのメーカーも絶妙な価格設定をしてくる。どの製品も「Mac miniに乗り換えるよりは手頃」な値段になっているのだ。
場所も取らなければ電力も食わないMac miniは、家置きには格好のデスクトップだが、過去のClassic Mac OSをネイティブ起動できないため、PowerMac G4と簡単にはオサラバできないところだろう。MOL(Mac on Linux)のMac OS X版であるMOMの完成度が将来的に高まれば、あるいはPowerMac G4にオサラバできる日が来るのかもしれない。