フライングメニュー

画面上に選択肢を表示する場合に、そこにはおのずと相対的な位置関係が生じる。たとえば、画面上にあるメニューバーでいえば、左側にあるのが重要な機能で、右に行くほど瑣末な機能、最後にヘルプがある。

左端からだんだんと機能を追っていくことになる。また、プルダウンメニューのメニュー項目は上から順番に目で追うことになる。

Webのメニューなどでも、左側の一番上にあるものが一番クリック確率が高い。上から下に行くにしたがって、クリック確率は落ちていく。スクロールする必要のあるメニュー要素になると、ガタ落ちだ。

これは、英語が左から右に書く言語であることと大きな関係があるのだろうが、逆に右から左に書く言語圏の人には不自然に感じられるのではないだろうか?
その一方で、物理的な位置関係に、そのまま選択項目の重要度を結びつけたくない場合もある。そこで、物理的な位置関係をどーにかして解消する手段を講じることになる。

その1 まわす
画面上でぐるぐる回してみる

その2 まわす
電光掲示板のように、1次元で1方向にサーキュレートさせてみる。

その3 まき散らす
位置をランダムに変えながら点滅。

で、それを作ってみたものの……かなりスムースに動かないとメニューは使っていて気持ち悪いことが分かった。じわっと動くぐらいでないと辛そうだ。

数年前、NTTの中央研究所に見学に行ったことがあるが、昔Appleの試作品で見たインタフェースをそのまんまパクったようなフライングメニューを見て大笑いした。Webのコンテンツを縮小表示して回すというものだ。

この場合、あまり動かすことに意義はないのだが、だだっ広い画面の使い道としてはそういうものもアリなのだろう(ディスプレイがやたらと大きかった覚えがある)。

フライングアイコンというインタフェースはああまり見かけないが、対象が動いたときに視認できる可能性は文字よりもアイコンのほうが高いだろう。
あまり文字メニューというのは動かしてはいけないものなのかもしれない。

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