帰り道、新宿駅で下りの中央線に乗ると、外人のおっちゃんが心細そうに駅名を確認していたので英語で話しかけてあげた。
Me:おっちゃん、どこ行くんだい？
Foreigner:ああ、三鷹に行きたいんだが。
M:いま、新宿だからまだまだ先だよ。
F:英語は話せるのかい？
M:ほんのちょとならね。
ほんのちょっとなら、といいながらわれわれは新宿から三鷹までの間、べらべらと世間話で盛り上がった。
F:電車に子供が乗って通学している姿なんて信じられないよ。アメリカだと地下鉄は子供を行かせられる場所じゃない。
M:先日も、地下鉄でMusic Deviceをめぐって盗難・殺人事件があったと聞いてるよ。
F:痛ましいかぎりだ。
身の上話になって、片道２時間の通勤の話とか、彼女の話などになった。おっちゃんはカリフォルニアから来たらしい。
M:ウチの彼女は病院勤務のダイエティシャン（栄養士）だよ。
F:おお本当か、うちの家内も病院勤めの看護士さ。カリフォルニアはとくに看護士が少なくてね。朝の７時から夜の７時までぶっとおしで働いてるよ。
M:やっぱり、男よりも女の方が強いよねー（汗）。
F:本当にそうだよねー（笑）。
帰宅して、相方にその一部始終を話すと……
相方：で、キミはキミの持論である「男はか弱い生き物なんだよ！」的な国際交流を果たしてきたというオチなんだね？
M：ええ、左様でして、、、（汗）
