負けて悔しい、PreFab UI Actions

アイデアだけは自分も思いついていたので、ちょっとだけ悔しい。PreFab Softwareが、「UI Actions」というソフトのβ版をリリースした。

Mac OS上には「Folder Action」という機構がある。特定のフォルダにFolder Actionを設定しておくと、該当するフォルダにファイルが加わった場合やファイルが削除された場合などに指定のAppleScriptが実行できるというものである。

ここで、Folderではなく各アプリケーションのUIの挙動の変化をトリガとして、指定のAppleScriptを起動できる仕組みを考えていた。ファイルから新規作成を選択するたびに、いくつのファイルを作成したかカウントアップするScriptを呼び出すとか……あるいは、アプリケーション上の特定のボタンを押すと他のアプリにそれが通知されるとか……割とフォルダアクションよりも応用できる範囲が広い。

これがUI Actionというソフトウェアだ。WWDCの前日に出してきたことからも、これがMac OS X 10.4の何らかの機能を補助するよう働くようになっていると見るべきだろう。PreFab Softwareはアップルとの関係も深く、βリリース前の10.4ぐらいは入手していてもおかしくない。

アイデアだけあたためていても、形にしなければ意味がない。こんな時には、Objective-Cでも覚えておけばよかった、と悔しい気持ちでいっぱいになるが、まあアイデアのうち1から100まですべて手を出せるわけでもない。

すでに他人が実現させてしまったのであれば、それを上回る何かを作るまでである。

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