どこぞからPDFを添付したメールが立て続けに3通来た。いまどきは数百KバイトのPDFを添付されるぐらいではガタガタ言わないが、同じアドレスに3通というのが気に入らない。こういうのはメールアドレスをデータベースに突っ込んで重複部分を消し込んでおくのがセオリーだ。
いろいろアイデアが出てきたので、試作プログラムのコーディングを行っていたのだが、このメールのせいで一気にテンションが落ちた。
なんでも、「noWax Tokyoのお知らせ」とかで、夏のクソ暑い盛りに渋谷のクラブでイベントをやるのだとか。iPodを持ち寄って何かするのだそうで、Mac系/iPod系のヒトとしては興味深いイベントなのだろう。
しかし、何か勘違いしてないか、これ……。
こちとら、夜中に渋谷くんだりまで出掛けてバカ騒ぎする年齢ではないのである。夜は寝る、もしくは静かに本を読んだり思索にふけったり、はたまたプログラミングに没頭するのである。わざわざ出掛けて騒ぐほど若くはない。
クラブイベントをやるぞ! といえば人が集まるとでも思っているのだろうか。夜やるというのが気に入らない。昼にやれ。そして、電車があるうちにちゃんと家に帰れるように企画しやがれと言いたい。
夜中にOSの発売をするといってシャーロックホームズの格好で秋葉原を徘徊する○○社長とか、そういうのはもうこんりんざい勘弁していただきたいのである。ちゃんと帰れればよいが、終電を逃してしまった人も(大勢)いただろう。○○社長自身はさっさと車で帰ってしまったからよいだろうが、後のことまでちゃんと考えて企画したんだろうか?
新製品発表会をクラブやディスコで行うというのはバブル期に一度流行った(ORACLEとかが新製品発表会を昼間にやっていた)が、最近もちょこちょこあるようで……イベントをやるから来てくださいといっても、そんな遅い時間にはわざわざ出掛けないのである。
OSの発売イベントといわれるものは、あのMac OS 8.5の騒動以降いっさい参加していない。いや、朝から行われたMac OS X Publicβの発売イベントには並んだかもしれないが、まあそれっきりである。
10.2が発売される前に使ってみて、AppleScript系のバグの多さに激怒して発売イベントをボイコットし、10.3が発売された時にはUSのデベロッパーサポートと日本のアップルに対して致命的なバグをめぐってレポートを書いたりと激しくやりあっていたので、(黒い箱だけを)有り難がる気もせず、発売イベントだけボイコットした。
そもそも、何かイベントというものにあまり心を動かされないのである。さすがに自分たちで企画・運営しているAUGMや、ご近所のUsers Groupのミーティングには行くが、それ以外で何かのイベントに顔を出すというのは滅多にない。
出不精といってよいだろう。
さすがに、スポーツ観戦や観劇、コンサートなどには出掛けるが、コンピュータ関連のイベントにはほとんど出掛けていないことに気づく。やっぱり、「感動」がないからだろうか。