海外に何人かiChat友達がいるが、そのうち半分近くはハワイ在住だ。日系人が多い地域だったりして、日本人に対してアレルギーや偏見がないのだろう。なぜかヨーロッパにそういう仲間が皆無であるところに「目に見えない壁」を感じる。
1982年からプログラマをやっているという歴戦の強者からiChatのコールが入って、Auto Responderについての談義に花を咲かせたのは記憶に新しいところだ。
今度はテキストチャットでなくiChat AVで話をした。
「iCar」というiChat AVにパッチしてテキスト応答のみの自動応答を行うソフトを以前に紹介してあり、いろいろ解析したところ、iCarの作者はiChat AVにパッチを当てる非公開APIを使っているらしいことを知らされた。
「なんでそんなの知ってんの?」
「こっちが聞きたいぐらいだよ」
まあもっともな話だ。いろいろ使い道がありそうだ、と言っていた。iCarのように内部からパッチを当ててビデオチャットの自動応答を行わせたいということらしい。
WWDCで発表されたソフトの数々が話題になり、Automatorに危機感を覚えてObjective-Cを覚えようかと考えている、と話すといろいろアドバイスをくれた。
その後、「れいんぼお」の実演やら高速富士山のムービーのデモやら、iChat AVならではの技を繰り広げてチャットを終えた(大ウケしていた)。
「おまえさんみたいな日本人には会ったことがないよ」
というのは、ほめ言葉だと受け取っておこう。