UNI_VERSAL(うにばーさる)

「アプリケーション」フォルダなどに入っている実行可能なアプリケーションすべてのアーキテクチャ(PPC/INTEL)をチェックし、うちUniversal Binaryのものがどの程度存在するかをレポートするアプリケーションです。uni


注:Classic環境専用のアプリケーションはIntel Mac上で動作しないため、PPCアプリケーションから除外しています

本ソフトはフリーソフトウェアであり、ユーザーの方になにがしかの使用料金を求めるものではありません。ただし、Universal Binary化アプリケーション一覧リスト作成のため、調査データをぴよまるソフトウェアに送信していただけるよう、ひらにご協力をお願い申し上げる次第です(結果表示後にボタンを押すだけ!)。


インストール方法

アーカイブを展開したら、「うにばーさる」の実行ファイルを「アプリケーション」フォルダに入れてください。ただそれだけです。



使い方

uni11

うにばーさるのアイコンをダブルクリックして起動したら、検査対象を選択(デフォルトでは、「アプリケーション」フォルダ) 。

「チェック!」ボタンを押すとアプリケーションのチェックを開始します。

調査状況は逐一ウィンドウに表示されます。

調査が終了すると、その旨ダイアログ表示します。参考までに……400個のアプリケーションが/Applicationsに入っているMacBook 1.83GHz(メモリ1Gバイト搭載)で、結果が出るまでに1分少々かかりました。

調査完了後、インターネットに接続可能な環境にある場合には「結果を送信」ボタンが表示されます。

ぜひ、調査結果を送信してください!


想定実行環境

Mac OS X 10.4.6以降+Intel Mac(Universal Binary)
(Mac OS X 10.4.0以前のOSでは動作しません)



なんでつくっちゃったの?

RosettaでPPCアプリを動かすとメモリが大量に必要になります。快適にIntel Macを使うためには、経験則的に1.5Gバイトはメモリが必要で……メモリ2枚同時増設が必須のMacBookでは、メモリ2Gバイト以外の構成は本来のマシンパワーを生かせないということになってしまいます。

# ただ、そこまでの予算はなかったので(涙) 512Mバイト×2の構成で運用しています。

たかだか1Gバイトでは、容量不足ゆえにメモリ内容が頻繁にHDDにページアウトされ、処理速度が落ちます。

また、HDDへのアクセスが増えればバッテリー動作時間も短くなります。

制約の多いMacBook環境では手持ちのアプリケーションがUniversalバイナリ化されることがとてもとても大事ではないかと考えた次第です。

……で、Universal Binaryのアプリケーション検出ツールを探してみたら、これがまったく存在しない。

仕方なく、AppleScriptで作りはじめたのがきっかけです。

結局……初期バージョンは2時間ぐらいで完成。自分的にはそれでぜんぜん不自由はなかったのですが、勢いあまってAppleScript Studioに移植し(ソースコードの文字エンコーディングが違うので、一筋縄では行かない、、、)なんとか「気軽に誰でも実行できる」レベルのツールに育ってきただろうか、といったところ。

あとは、全世界的にMacユーザーの皆様のマシンの調査結果を集約し、アプリケーションのUniversal Binary対応リストを作成し随時更新。Universal Binary対応がどの程度進んでいるかをマッシブに調査・資料化して掲載するとひじょーに有用ではないかと考えた次第です。


調査データの送信について

Universal Binary対応リスト作成、掲載(ぴよまるソフトウェアWebほか)に同意していただける方のみお送りください。収集しているのはアプリケーションの一覧と個別の対応アーキテクチャ、最低限のマシン環境(下図参照)です。個人情報については収集していません。Mac OS XのMessaging Frameworkを用いてメール送信を行いますが、通常のメール送信と何ら変わりはありません。

・図 調査時に取得しているマシン環境情報(例)
<env>
<lang>
ja_JP</lang> ← 言語環境(国別に集計してみようかという布石)
<cpuSpeed>
1830</cpuSpeed> ← CPUのクロック数(単なる興味)
<mem>
1024</mem> ← 搭載メモリ量(単なる興味)
<model>
MacBook1,1</model> ← マシンのモデル(単なる興味)
<cpuNum>
2</cpuNum> ← 搭載CPU数(将来への布石)
</env>

集約したリストについては、仕事や他のソフト開発の合間を見ながら行っているため、本バージョン配布時点ですぐに掲載できるものではありませんが、近日中にHTML化してぴよまるソフトウェアのWebサイトに掲載いたします(1日間隔ぐらいでリストを更新することを検討していますが、データがどの程度集まるかは現時点ではさっぱり予想がつきません)。

なお、「もうお送りいただかなくても十分」と判断した段階、あるいは予想を超えてこちら側のキャパシティ以上にデータが集まってしまった場合、ぴよまるソフトウェアWebサイトに「リモート自爆スイッチ」をセットします。同スイッチは、本ソフト「うにばーさる」のレポート機能のみを働かなくすることを目的としたものであり、お使いのコンピュータの機能に対して影響を与えるものではありません。



調査結果のデータ送信を行えないケース(例)

・そのマシン(orアカウント)でメール送信の設定を行っていない

・使っているメーラーがBSDレイヤー上にあるUNIX系のCLIメーラーだ

・使っているメーラーがClassic環境上のメーラーだ

・ひそかに、ぴよまるソフトウェアが「リモート自爆スイッチ」の実験中だった(事前にぴよまるソフトウェアWebのWhat's Newでお知らせします)

・.mac(ドットマック)の設定を行ってあるが、それはあくまで試用アカウントであり、とっくの昔に試用期限が切れている。以来、メールの設定は行っていない(メールをずっとWebブラウザ上で読んでいる、など)

・その他(もし、上記に心当たりがないのに送信できないケースがありましたら、作者までご一報ください)



使用制限

・とくになし(新バージョン登場時には旧バージョンは動作しなくなります)

・コマンドラインから動かすBSDレイヤーのCLIアプリケーションはチェック対象外です(現時点でも判断および集計は不可能ではないものの、Spotlightで効率的に存在位置情報を収集できないため、桁違いに処理時間がかかります)

注意事項

本ソフトの使用によって発生したいかなる損失・損害についても作者は責任を負わないものとします。

本ソフト「うにばーさる」の著作権はぴよまるソフトウェアが保持します。

雑誌等での付録CDによる配布は基本的にOKですが、事前にメールにて連絡し、掲載誌等を送付してください。

他のオンラインストレージへのアップロード、および他の場所からのダウンロードを行うようなサービスへの提供はお断りしています。


開発環境

MacBook(白) 1.83GHz

Mac OS X 10.4.6

スクリプトエディタ

AppleScript Studio(Xcode 2.3)

記述言語:AppleScript 100%


バージョン履歴

v0.35 2006/9/x アイコン画像の送信時にUuencodeして送信するように改良。アイコンのアップロード時にプログレスバーを表示するよう機能追加。各アプリケーションの報告項目にScriptability(AppleScriptの対応・非対応)を追加

v0.3412006/7/x アイコン画像の展開先をtemporary items folderからapplication support/UNI_VERSALに変更し、一度生成したアイコンファイルはキャッシュして二度目からは生成しない(アイコンキャッシュ)ようにした。Application Supportフォルダ内に「UNI_VERSAL」フォルダが存在しない場合にフォルダを作成するようにした。Universalサジェスチョン機能……アプリのUniversal版が存在するのにPPC版を入れている場合には、別のラベリングを行う。ぴよまるソフトウェアのWeb上にアップロードされているアイコンのファイル一覧から、すでにUniversal Binary対応しているものを個別に検出し、Universal Binary対応かどうかをチェック

v0.34 2006/7/18 CFBundleExecutableのエントリがない場合の推測機能(アプリ名称と同名の実行ファイルを捜索→バンドル内で最も大きな実行ファイルを特定)。これまでミスっていた「Virtual PC」と「CADintosh」のアーキテクチャ間違いを回避。CFBundleIdentifierがそのまま(アイコン)画像ファイル名に使えない場合に(ANK以外の文字、あるいはスペースが使われているなど)、ファイル名をHexダンプ。CFBundleIdentifierが存在しない場合にはアプリ名をダンプ。ラベリング機能の修正(ラベル値の修正)。終了時にtemporary items folderの下をクリーニングするようにした。Hexダンプ機能の高速化(10倍以上)

v0.33 2006/7/1 identifierの生成機能を実装(日本語の場合は、アルファベット化。空欄の場合はアプリ名称から無理矢理作成)。アーキテクチャ・ラベリング機能を実装

v0.32 2006/6/13 バージョン表記文字列中における特殊文字に対処
v0.31
2006/6/12 データ送信系を機能アップ。送信データに最低限の実行環境情報を追加

v0.3 2006/6/11 暗号化系、通信系、バージョンアップ系を実装。リモート自爆スイッチを実装
v0.2
2006/6/9 GUIなし版のv0.03の結果をフィードバック
v0.11
2006/6/7 PowerMac G5上での実行結果をフィードバック
v0.1
2006/6/7 名称「UNIDON」の名でGUIつきアプリとして作成
v0.03
2006/6/9 PowerPC Macでの動作を確認
v0.021
2006/6/5 "本日のUniversal Binary化達成率"を表示するように機能追加
v0.02
2006/6/5 Excel 2004上に一覧リストを展開するバージョン
v0.01
2006/6/5 ふとした思いつきでアーキテクチャ判別のAppleScriptを作成

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